ご挨拶


 皆さんはものづくり、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
 機械から発生する金属音でしょうか?床に飛び散る工業油でしょうか?

 われわれにおける「ものづくり」とは、高度に制御されたNCマシンから生み出される最高品質の電子制御基板です。皆さんの生活において、ON/OFFのボタンやスイッチがあるものはすべて、電子制御されています。そして、スマートフォンやタブレット端末を筆頭に、その進化は留まるところを知りません。

 ものづくりの進化、それは常に限界に挑戦することの連続です。マシンスペックでは規定されていない水準への挑戦や、最高精度を実現する為のハイブリッドな仕組み、そして高度な信頼性を確保するための各種の測定装置等が、その進化を支えています。

 杉原エス・イー・アイ株式会社では、EMS(電子制御機器の受託製造)とRF-ID(センサーネットワークソリューション)の二つのビジネス分野において事業を展開しています。

 そしてそれぞれの分野において、最先端の技術力を発揮することで存在感を示しています。EMS分野においては、03015サイズ(0.3mm×0.15mm)のデバイス実装にEMS業界では初めて成功しました、この成功をきっかけに、杉原エ・イー・アイの実装技術に対する評価は大手半導体メーカーの中でも著しく向上し、多くの共同研究に繋がっています。

 またRF-ID分野においては、EMSで培った極小デバイス実装の技術を活用して、一円玉サイズのセンサーネットワーク基板の開発に成功し、当時の業界の平均的な大きさと比較して1/4サイズを実現したことで、Good Designの受賞に限らず、産業分野における国の最高の研究機関である産業技術総合研究所から共同研究を依頼されるに至りました。その実績を買われて、経済産業省の先進技術に対する最高の支援事業となる、戦略的基板技術高度化支援事業に認定され、その研究開発を3ヶ年計画で実施し、2013年に市場リリースするに至りました。

 技術力(エンジニアリング力)は万国共通であり、その技術は言葉を超えて正当に評価されます。地域に対する深い思いと同時に世界に挑戦する気概の両方を持ったGlocal(Global+Local)な姿勢を持った方に入社してもらいたいと願います。

代表取締役社長 杉原徹樹